金
金は世界中で通用する換金性にも優れた商品です。そのため、商品先物取引の中でも人気の銘柄となっています。
世界で生産されている金のうち、約80%がアクセサリーなどの宝飾品として加工されています。
金の主要産出国の分布

- 南アフリカ
- アメリカ
- オーストラリア
今、世界最大の金生産国は南アフリカですが、労働コストの上昇や金含有量の低下などが原因で、生産量は減ってきています。また、近年はアメリカ、カナダ、オーストラリア、中国で金の生産量がどんどん伸びてきています。
アジア地域の需要が伸びてきています
金の輸入量は、中国とインドが世界1位、2位を争っています。両国ともに人口が多く、国民の金に対する信頼が厚いことから、金の需要が高くなっています。世界的に見ても、経済の発展が著しいアジア地域での需要が急激に伸びてきています。
金の需要は景気の影響を受けて変化するといえるでしょう。
変動の基礎的要因
金の価格は、主に景気や為替、金利の動向に影響を受けます。ほかにも、天災や戦争や政治情勢においても影響を受けやすくなっています。
金価格の変動要因

景気による変動要因
その国の生産、消費、投資(設備投資、住宅投資、在庫投資)などの拡大・縮小によって景気は判断されます。景気が拡大すると、工業用にも宝飾用にも需要が増え、価格は上昇します。
為替による変動要因
ドル建ての金価格にとってドル相場の下落は好材料、上昇は悪材料となります。たとえば、ドル高になるとドル建ての国債、株式、不動産などを購入する資金を金から払い、金がたくさん出回ります。またアメリカ国内では、他国からの輸入物価の低下によって物価の上昇圧力(インフレ圧力)が抑圧され、金投資への魅力が減退するので金の価格は下降します。
金利による変動要因
基本的には実質金利の低下は好材料、上昇は悪材料となります。たとえば、金利が上がると、人々は金利をもらえる債券や預金で資産運用をするようになり、金利のつかない金は売ってしまう傾向があります。金融機関から資金を借りている事業者などは、金利負担が増大するため、金を売って資金を確保しようとします。
コラム
ほとんどが宝飾品として使われています。
金色に輝く美しさや希少性から、金は昔から財宝として扱われてきました。金を使った冠や宝飾品など、特別な物が黄金で作られ、多くの人々を魅了してきました。 日本では金を様々な国から輸入していますが、中でもオーストラリアとスイスからの輸入が多く、全体の約半数を占めています。輸入した金のほとんどはアクセサリーなどの宝飾品として使われていますが、ほかにも電子工業品として半導体チップやトランジストコネクターなどの通電品部品、歯科医療用、金貨などにも利用されています。




