石油

原油はさまざまな石油製品の原料となる資源です。原油は、精製する過程でガソリンや灯油、軽油、重油などに分離され、それぞれ石油製品として同時に生産されます。

石油の主要産出国の分布

主要産出国分布図

  1. 中東
  2. 北米
  3. ヨーロッパ(ロシア含む)

原油の生産を支えているのが中東地域です。世界の原油生産量の3割を占め、埋蔵量においては世界の3分の2に達するといわれています。国別原油埋蔵量を見ても、サウジアラビア、イラク、アラブ首長国連邦(UAE)、クウェート、イランなどの中東諸国が軒並み上位に名を連ねています。

その一方で、石油の消費が多いのは、アメリカやドイツなどの欧米、日本や中国などの東アジアの国々です。国別に見た石油消費量は、全世界の4分の1を占めているアメリカを筆頭に、中国、日本と続き、この上位3カ国で世界の約4割を消費しています。

変動の基礎的要因

石油価格の変動要因

石油製品の価格変動要因

世界情勢の影響

石油の価格が上昇する一番わかりやすい要因は、国際情勢が緊迫したとき、つまり戦争や紛争が起こったときです。特に中東情勢の悪化は深刻で、第1次・第2 次石油危機はそれぞれ第4次中東戦争、イラン・イラク戦争が引き金となって原油価格が暴騰しています。1990年の湾岸危機の際にも、原油価格が上昇しました。中東地域における緊張が緩和されれば、原油の流通も安定するので、価格下落の要因になります。

油田の増産・減産と枯渇

OPEC(石油輸出国機構)は原油の総産出量の40%近くを供給しているので、その発表に注目があつまります。 また、今のペースで原油を採掘すると約40年で枯渇するという推測も出ており、石油の代替品が見つからない限り将来的なエネルギー問題は解決できません。

為替による変動要因

原油輸入国である日本から見た場合、円安は直接的な価格上昇の要因となります。逆に円高になれば、日本における石油価格は下落することになります。

コラム

石油市場の需要と供給

「石油」は、天然にできた燃える鉱物油とその製品の総称です。地下から採取されたままの状態のものを「原油」、この「原油」を精製して製品化したものを「石油製品」と言います。

石油の需要に関しては、景気の動向に左右されます。好景気は石油の需要増加見込みにより、値段が上がる傾向にあります。 供給に関しては、中東情勢やOPECの増産、減産といった要因があります。

需要供給のバランスを見る指標としてEIA(米エネルギー情報局)が毎週発表する週間統計があります。 週間統計では、石油製品の在庫が発表され、その数値に注目が集まっています。

石油製品について

上場されているガソリン、灯油は石油製品ですから、原材料である原油価格の影響を大きく受けます。 製品自体の特徴として、ガソリンは連休などのドライブシーズンには需要が増加し、灯油は寒波の到来等で需要が伸びることがあります。

また、8月から10月にかけては、ハリケーンによって、製油所の稼動に影響が出ることがあります。この時期は、ハリケーンの発生状況や進路の情報にも注意が必要です。

取引基礎情報 原油
取引所東京工業品取引所
立会時刻 夜間= 17:00~翌4:00
日中= 9:00~15:30
標準品 ドバイ原油及びオマーン原油の平均価格を指標とする中東産原油
呼値単位 1キロリットル当たり10円 (10円の値動きで500円の差損益)
取引単位 1枚=50キロリットル
限月連続6限月制
取引証拠金基準額 毎月、直近の一定期間の価格変動に対応した額に倍率を乗じ、その50%相当額を加えて得た額を下限として毎月設定。
CB幅毎月、直近の一定期間の価格変動に対応した額に倍率を乗じ、その50%相当額を加えて得た額を下限として毎月設定。
建玉制限各限月につき2,400枚
※上記は売又は買のそれぞれの建玉数量

取引基礎情報 ガソリン
取引所東京工業品取引所
立会時刻夜間= 17:00~翌4:00
日中= 9:00~15:30
標準品日本工業規格のK2202の2号の品質基準に適合するレギュラーガソリン
呼値単位 1キロリットルあたり10円(10円の値動きで500円の差損益)
取引単位 1枚=50キロリットル(受渡単位=100キロリットル)
限月連続6限月制
取引証拠金基準額毎月、直近の一定期間の価格変動に対応した額に倍率を乗じ、その50%相当額を加えて得た額を下限として毎月設定。
CB幅夜間立会開始時に前計算区域の帳入値段(新甫発会の場合は隣接限月の帳入値段)を基に設定。
建玉制限当月限・・・250枚
翌月限・・・500枚
その他の月限・・・各1,500枚
※上記は売又は買のそれぞれの建玉数量

取引基礎情報 灯油
取引所東京工業品取引所
立会時刻夜間= 17:00~翌4:00
日中= 9:00~15:30
標準品日本工業規格のK2203の1号の品質基準に適合する灯油
呼値単位 1キロリットルあたり10円(10円の値動きで500円の差損益)
取引単位1枚=50キロリットル(受渡単位=100キロリットル)
限月連続6限月制
取引証拠金基準額毎月、直近の一定期間の価格変動に対応した額に倍率を乗じ、その50%相当額を加えて得た額を下限として毎月設定。
CB幅夜間立会開始時に前計算区域の帳入値段(新甫発会の場合は隣接限月の帳入値段)を基に設定。
建玉制限当月限・・・250枚
翌月限・・・500枚
その他の月限・・・各1,500枚
※上記は売又は買のそれぞれの建玉数量

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