とうもろこし

とうもろこしは小麦、米とともに世界3大穀物の一つとして世界各地に輸出されている流通規模の大きい商品です。

とうもろこしの主要産出国の分布

主要産出国分布図

  1. アメリカ
  2. 中国
  3. EU

とうもろこしは主要作物として全世界で栽培されていますが、アメリカ中西部に位置する「コーンベルト地帯」(アイオワ、イリノイ、インディアナなど10 州)での生産が最も多くなっています。この地域では世界の総生産量の1/3にあたる量が生産されているので、全世界のとうもろこし市場に及ぼす影響力はとても大きいといえます。

とうもろこしの価格を予測するためには、アメリカ中西部の天候や情勢をこまめに確認する必要があります。特に、5月から11月ぐらいの間は天候によって豊作、不作が大きく変わってきます。

変動の基礎的要因

とうもろこしは天候の影響で豊作、不作が大きく変わってきます。天候が価格変動に与える影響は大きく、そのほかに飼料の消費量によってもとうもろこしの価格は変わります。

トウモロコシ相場の変動要因と季節区分

トウモロコシ相場の変動要因と季節区分

天候

作付けから収穫までの時期に、とうもろこしの生育に適した天候が続くかどうかで、とうもろこしの価格は変わってきます。また、大豆ととうもろこしは産地が重なるので、農家がどちらを多く栽培するかで価格が変わります。

家畜頭数

とうもろこしはほとんどが家畜飼料として使われています。そのため飼料を消費する家畜の増減が、とうもろこしの需要に大きな影響を与えます。

中国、南アフリカ、アルゼンチンなど、アメリカ以外のとうもろこし輸出国の生産量によっても相場が変動します。特にアメリカの生産が不作に終わった場合には、季節が逆である南米のトウモロコシの生産動向が注目されるようになります。

コラム

天候相場と需給相場

アメリカ中西部に位置する「コーンベルト地帯」では、4月の中旬から6月上旬に播種が行われ、天候相場といわれる時期に入ります。天候相場は9月から11月にかけて収穫される時期まで続き、この間は産地の天候によって豊作・不作が左右されるため、産地の天候にも注意が必要です。収穫が終わった後は、需給相場期に入ります。需要の変動や、在庫量の情報によって相場が動く傾向にあり、USDA(米農務省)が毎月発表する需給報告が価格変動の手がかりとなります。

新たな需要

近年では、環境問題、石油価格の高騰から、代替エネルギーとして、とうもろこしを原料にして作られる エタノールが注目されています。 この新たなエタノール需要は、とうもろこし相場を押し上げる要因にもなり、今後の動向が注目されています。

取引基礎情報
取引所東京穀物商品取引所
立会時刻 夜間= 17:00~23:00
日中= 9:00~15:30
標準品アメリカ合衆国産黄とうもろこし
(米農務省検査規格No.3)
呼値単位1000kg当たり10円 (10円の値動きで500円の差損益)
取引単位1枚=50t
限月6限月制(12ヵ月以内の奇数月)
値幅制限 原則として、3月・6月・9月及び12月の理事会にて翌月から 3ヶ月間に適用する制限額を決定する。なお制限額の算出方法は、過去1ヶ月間、3ヶ月間及び6ヶ月間における価格変動幅の 累積度数分布の上位95%の値を算出し、それらの値のうち最も下位のものを100円単位で切り上げた値を基礎として算定する。
最終約定値段が制限値段に達した限月が2以上あるときは、翌営業日の全限月について 当該制限額のその50%相当額を加えた額を制限額とし、最終約定値段が通常の制限値段に達した限月が2以上ある状況が 継続する限り同様とする。
納会日の属する月の1日以降の当月限の値幅制限は撤廃
建玉制限1番限(納会月)・・・600枚
1番限(納会前月)・・・1,200枚
2番限・・・3,000枚
3番限以降・・・6,000枚
※上記は売又は買のそれぞれの建玉数量
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