冷凍えび

冷凍えびは、その大半がアジア地域で漁獲されています。台湾でブラックタイガーの養殖に成功してからは、冷凍えびの中心はブラックタイガーとなりました。

冷凍えびの主要産出国について

えびの漁獲量は、中国、インドネシア、インド、タイなどアジア諸国で世界の60%以上を占めています。特にブラックタイガーは、インドネシア、インド、タイ、ベトナムで約90%の漁獲量があります。ブラックタイガーの養殖では、夏が収穫のピークです。

アメリカと日本が2大消費国

漁獲されたえびは世界中に輸出されていますが、中でもアメリカと日本がダントツで冷凍えびの2大消費国です。日本が輸入している冷凍えびは約25万トンですが、その3割近くがブラックタイガーです。冷凍えびは、一般家庭での需要のほか、業務用として外食産業で大量に消費されています。

変動の基礎的要因

冷凍えび価格の変動要因

冷凍えびの価格変動

冷凍えびの価格決定には、輸入価格と国内価格の2つの段階があります。輸入価格は競合によって決まりますが、えびが到着してから流通までに時間がかかる場合などは、為替リスクが発生することがあります。

生産国の生産動向(漁獲状況やえびの病気発生、政情変化など)、消費国の景気動向、消費の季節性(クリスマスやお正月など)、為替レート、在庫量なども冷凍えびの価格変動に影響しています。

コラム

水産物で一番人気

えびは戦後、食生活の洋風化、外食産業の発展などから需要が高まり始め、1961年に輸入自由化品目になったことで輸入が開始されました。その後、えびの需要は飛躍的に伸び、現在もブラックタイガーを中心に、大量に輸入しています。冷凍えびは、日本の水産物で最有力輸入品目であり、輸入金額では2位のかじきまぐろを引き離してトップを保っています。

輸入先は東南アジア

輸入先のほとんどが東南アジアで、中でもインド、インドネシア、ベトナムが中心です。特にインドは、ブラックタイガーの指標として位置付けられています。また冷凍えびは国内唯一の水産物先物市場として、関西商品取引所で取引されています。

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